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2019年06月07日

きくらげは梅雨が旬♪この時期おすすめレシピも紹介

アジサイのイメージ

きのこといえば秋のイメージが強い食材ですが、じめじめとした梅雨に旬を迎えるおいしいきのこがあるのをご存知でしょうか。

答えはそう、「きくらげ」です。
きくらげといえば、中華料理の炒め物や、豚骨ラーメンのトッピングとしておなじみ。かつては中国産の乾燥きくらげが主流でしたが、現在では少しずつ国産も増え、美容・健康に良い食材として取り上げられることも多くなりました。

今回は梅雨ときくらげの関係や、その魅力を改めてご紹介します。

「きくらげ」は梅雨によく収穫されるきのこ

木に生えたキクラゲ

「きくらげ」は、広葉樹の倒木や枯枝などに生えるキクラゲ科のきのこの仲間です。
漢字で書くと「木耳」となり、これは木に生える姿が人の耳に似ていたこと、そして海のクラゲと食べたときの食感が似ていたことから名付けられたそうです。

流通しているキクラゲのほとんどは中国産で、国内自給率はわずか6.6%
(林野庁、平成29年特用林産基礎資料より重量ベースで算出)

国産のきくらげが出回るようになったことで、「乾燥きくらげ」だけでなく、きくらげを乾燥させずに出荷した「生きくらげ」も一般的に流通するようになりました。

国内の生きくらげの主な生産地としては、第1位が茨城県で、熊本県、鹿児島県と続きます。
(平成29年度特用林産基礎資料を参照)

きくらげ

主な収穫時期は4月~10月で、旬は6月~9月頃。
夏場になるとスーパーで生きくらげが並んでいるのを見かけたという方も多いのではないでしょうか。

きのこ家では一年を通してきくらげを栽培していますが、やはり夏場はきくらげがよく成長してくれる季節。

俳句の季語ではきくらげ等の夏に生えるキノコの総称を「梅雨茸(つゆだけ / つゆきのこ)」と呼んでいるそうです。

ここでは池田澄子さんの句をご紹介します。

わたくしに劣るものなく梅雨きのこ
(池田澄子『空の庭』より引用)

「梅雨茸」で調べるときのこにちなんだ様々な俳句が出てきますので、気になる方はぜひ検索してみてください。

「きくらげ」の美容効果に注目!

キクラゲは腸活にもオススメ

見た目は少し地味なきくらげですが、実は女性にうれしい栄養がつまったダイエットにもおすすめなきのこ。
きくらげの主なメリットは下記の通り。

・食物繊維の量は、ゴボウの3倍!
・骨や歯を丈夫にしてくれるビタミンDが豊富!
・鉄分やカリウムも摂れる!
・βグルカンで太りにくい体に!
・低カロリーで満腹感が得られやすい!

きくらげは食物繊維が豊富なきのこで、食べる事で便秘などのお通じの改善効果、整腸効果が見込めます。

コリコリとした歯ごたえのある食感なので、しっかり噛むことで満腹感が得られやすく、たくさん食べても低カロリー。
 また、βグルカンが血糖値を抑えて糖分が脂肪に変わるのを防いでくれるので、ダイエット食としてもおすすめです。

また、カルシウムの吸収を助ける「ビタミンD」という栄養が豊富で、食べることで骨粗しょう症の予防につながります。

テレビ番組『梅沢富美男のズバッと聞きます!』では、乾燥きくらげ5g(水で戻すと35g程度)を目安に食事に取り入れることで、体重や皮下脂肪が減少したという内容も紹介されていました。

梅雨の季節におすすめ!きくらげのレシピ

じめじめとした季節が続く梅雨。そこで食欲がなくてもさっぱりと食べられる味付けのきくらげレシピを紹介します。
今回紹介したレシピでは生きくらげを使用していますが、水戻しした乾燥きくらげで作っても大丈夫です。

生キクラゲとグレープフルーツのサラダ

生キクラゲとグレープフルーツのサラダ

女性を中心に好評だったサラダがこちら。きくらげと一緒にグレープフルーツやアボカドを和えた一品で、グレープフルーツのさっぱりとした後口で暑い日もペロリといただけます。冷やして食べるのもおすすめです。

「生キクラゲとグレープフルーツのサラダ」分量・作り方はこちら

生きくらげと茹で豚のマヨポン酢

生きくらげと茹で豚のマヨポン酢

プロの料理人さんから教えてもらったレシピがこちら。キクラゲに好きな野菜を添えて食べるサラダ風のレシピで、マヨネーズとポン酢を合わせたコクのある「マヨポン酢」がクセになる味わい。レタスやトマトなど、たっぷり野菜が食べられるのもうれしい一皿です。

「生きくらげと茹で豚のマヨポン酢」分量・作り方はこちら

生きくらげと茹で豚のマヨポン酢

生きくらげと春雨の辛子酢醤油和え

千切りにきくらげとほぐした鶏ささみ、春雨を和えた中華風サラダ。甘酢のさっぱりとした味付けにピリッとした辛子がアクセントになり、きくらげとも好相性!鶏ささみは市販のサラダチキンを使ってもOKです。

「生きくらげと春雨の辛子酢醤油和え」分量・作り方はこちら

最後に

今回はきくらげの栄養や夏におすすめのサラダレシピを紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
これから夏にかけてスーパーできくらげが並ぶことも多くなってくるかと思います。暑い時期なので、そうめんや冷やし中華のトッピングとしてもオススメですよ。

また、きのこ家で栽培した国産・無農薬のきくらげは、岡山県内のスーパーを中心に生きくらげ・乾燥きくらげを取り扱っていただいています。

取り扱い店舗一覧はこちらのページで紹介しています。見かけた方はぜひ手に取ってみてくださいね。
岡山県内の国産キクラゲ取り扱い店舗一覧

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きのこ家では無農薬・国産生きくらげ&生しいたけを作っています

きのこ家では、岡山県玉野市で無農薬の国産きくらげ&しいたけを製造・販売しています。
栽培したきのこは岡山県内のスーパー各店をはじめ、インターネットからも購入していただけ、商品のご注文は電話からも承ります。

↓きのこ家公式オンラインショップはこちらから無農薬・国産キクラゲ販売きのこ家オンラインストア