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2018年06月01日

生キクラゲと乾燥キクラゲの違いは?おすすめレシピもあわせてチェック!

浅野産業の乾燥きくらげ

こんにちは、きのこ家スタッフのどん子です。

突然ですが皆さまは「生キクラゲ」と「乾燥キクラゲ」の違いについてご存知でしょうか?

きのこ家で取り扱っているキクラゲは、生も乾燥もどちらも同じ品種・同じキクラゲを使っているわけですが、実は食べたときの食感や調理方法は別物と言っていいぐらい全然違うんです!

今回は生と乾燥の違いについて、食感やおすすめレシピ等をまとめました。ぜひ参考にしてみてくださいね。

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そもそも生キクラゲとは?

生キクラゲと乾燥キクラゲ

そもそも「生キクラゲ」は何かというと「収穫してから一度も乾燥させていないキクラゲ」のこと。
つまり、キャベツやニンジン等の他の野菜と同じ生鮮食品です。

通常キクラゲと聞くと、パリパリに乾燥した「乾燥キクラゲ」を思い浮かべる場合が多いですよね。
そこであえて「生」とつけることで乾燥キクラゲと区別し「生キクラゲ」と呼んでいます。

国内に流通しているキクラゲは、今も昔も中国産の乾燥キクラゲが主流です。

ですがこうして日本でもキクラゲが生産できるようになったからこそ、生鮮食品である生キクラゲが国内で食べられるようになったのですね。

生と乾燥、一番の違いは「食感」

生キクラゲのぷりぷりした断面

生キクラゲと乾燥キクラゲの一番の違いは、食べたときの「食感」です。

乾燥キクラゲは「コリコリ」とした歯ごたえと、弾力の良い食べ応えのある食感が特徴。特に中華料理やとんこつラーメンのトッピング等でおなじみですよね。

生キクラゲの場合は、乾燥キクラゲ比べてより「ぷりっ」とした瑞々しい食感とほどよい弾力が特徴で、「こりっ」とした食感はやや控えめ。例えるなら「てっぴ(ふぐの皮)」に近い独特の食感です。

そしてこのプリプリ感こそが、生キクラゲでしか味わえない特別なもの。

切り干し大根を水で戻しても生の大根と同じ食感にならないように、乾燥キクラゲをしっかり水で戻したとしても、生キクラゲと同じような食感にはなりません。

ですからキクラゲ本来のプリプリ感を味わいたいのなら、やっぱりどん子は生キクラゲをオススメしたいと思います。

調理方法・下ごしらえの違い

約7倍にふくらむ乾燥キクラゲ

乾燥キクラゲの場合は、乾燥したままでは使えませんので、一度水やぬるま湯で元の大きさまで戻してから料理に使用します。

水で戻す場合は、約6時間(一晩)。
ぬるま湯で戻す場合は、約15~30分つけるのが目安。

水を吸ってぐんぐん大きくなり、約7倍の大きさに膨らみます。

そのため料理している間にも水を吸って、完成したときには前より分量が増えていた……なんてことも!

ついつい戻しすぎてしまったときには、食べやすい大きさに切ってから冷凍しておくと、凍ったまま料理に使うこともできます。

すぐに調理できる生キクラゲ

生キクラゲの場合は、エリンギやブナシメジ等の他のきのこ類と同様に、水戻し不要ですぐに料理に使えます。

炒め物にしたり、天ぷらにしたり、スープや味噌汁に加えたり……使い方は無限大!

ただしサラダ等に入れるときには注意が必要で、一度熱湯で30秒ほど茹でてから使用してください。

賞味期限・保存方法の違い

乾燥キクラゲは常温保存

乾燥キクラゲは、冬も夏も常温で長期間保存ができる食材です。

賞味期限の目安は約1年。基本的には乾燥状態のまま保存しておき、使う前には適量を水で戻します。
前述のように戻すときにかなり膨らみますので、戻す量にはご注意を。

生キクラゲは冷蔵保存

生キクラゲは野菜と同じ生鮮食品ですのでできるだけ早く食べきるのが基本。

賞味期限の目安としては約1週間ほどです。
キクラゲは見た目から鮮度がわかりにくい食品です。腐敗臭がすると感じたら、迷わず廃棄してください。

保存するときには冷蔵庫に入れて袋やラップで包み、乾燥を防いでくださいね。

生キクラゲと乾燥キクラゲのおすすめ料理は?

キクラゲは揚げ物、サラダ、スープ、炒め物といろんな料理に使える食材。
ですから「どれが一番おいしいか」と言われると一つに絞り切れなくて困るのですが……今日は生キクラゲと乾燥キクラゲそれぞれのオススメ料理を1品ずつ紹介しますね。

生キクラゲの刺身

生キクラゲと乾燥キクラゲの一番の違いは「食感」です。

そこでなによりもまず違いを感じてほしいということから、生キクラゲの場合はシンプルな「お刺身」がおすすめ。

さっと茹でた生キクラゲを大きめの千切り(もしくは一口大)に切って、すりおろした生姜と醤油でいただきます。

食感の違いを一番味わえて、時間をかけずに作れるのでお酒のおつまみとしてもいいですよ♪

キクラゲと卵の炒め物(木須肉)

続いて乾燥キクラゲですが、こちらは生に比べてよりシャキッとしたコリコリ感があるキクラゲ。

他の食材とあわせてもしっかり主張してくれるので「木須肉(ムースーロー)」などの炒め物がおすすめです。

木須肉は小松菜と豚肉、卵などの食材をキクラゲと一緒に炒めた料理。火が通りにくい順番に食材を炒めて、調味料をあえるだけと作り方もとっても簡単ですよ。

生キクラゲの佃煮入りおにぎり

そして生キクラゲでも乾燥キクラゲでも、特に人気のレシピが「キクラゲの佃煮」。

キクラゲを甘辛く炒めた和食レシピで、ご飯のおともにぴったり。見た目は昆布の佃煮と似ているのですが、食感はコリコリ♪お弁当としておにぎりに加えてもおいしいですよ♪

きのこ通信ではこの他にも色々なキクラゲレシピを紹介してきましたので、そちらもぜひ参考にしてみてくださいね。

まとめ

それぞれの違いを簡単に表にまとめてみました。

▼比較項目 生キクラゲ 乾燥キクラゲ
食感の特徴 ぷりぷり感
瑞々しい
こりこり感
歯応えがある
賞味期限の目安 1週間 1年
保存場所 冷蔵庫 常温
下ごしらえ すぐに料理に使える
(サラダの場合は湯通し)
あらかじめ水で戻す

キクラゲは、かつては輸入品がほとんどで、そのため乾燥キクラゲが一般的でした。
しかし現在では生産技術や流通経路が整ってきて、ちょっとずつですが国内のキクラゲ生産量も増えてきています。

生キクラゲは日本国内でも生産できるようになったからこそ、食べることができる味です。

「生キクラゲってどんな味なんだろう?」と気になった方はぜひ一度お試しくださいね。

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