2015年10月27日

菌床栽培ってなに？～がっぴーと一緒！きのこ工場見学ツアー（前編）～

皆さんこんにちは、どん子です。今回は、普段は中に入れない当社のしいたけ・きくらげ工場内部の様子をGaspoポータルサイトのマスコットキャラクター「がっぴー」と一緒に紹介していきたいと思います！

どん子：: きのこ工場の前までやってきました！当社の工場は岡山県の玉野市というところにあります。岡山でも南の方にあって、瀬戸内海に面した港からは四国行のフェリーも出ています。工場のすぐ近くには、きのこの研究所もありますよ。

どん子：: 私たちは「菌床栽培（きんしょうさいばい）」という方法できのこを育てているんだけど、がっぴーちゃんは、「原木栽培」と「菌床栽培」の違いが分かりますか？
がっぴー：: げんぼく？きんしょう？(｡０ε０｀｡)
どん子：: 簡単に言うと、原木栽培は木に直接穴をあけてキノコ菌を入れ、キノコを作ること。菌床栽培は、木材チップをブロック状に成型した「菌床」という土台を作り、その中でキノコ菌を育ててキノコを作ることです。
がっぴー：: どんなところがちがうの？(｡０ｪ０｀｡)
どん子：: 原木栽培の場合、林の中など、野生のきのこと同じように自然環境の中で育てるので、きのこの発生から収穫までに、大体1年ぐらい時間がかかるんです。
がっぴー：: 1年？！作るのが大変がぴ…(｡０Д０｀｡;)
どん子：: でも菌床栽培の場合は、温度や湿度の環境の整ったハウスの中で育てるので、発生から収穫まで大体３ヶ月ぐらい！工場内部もキレイに保っていて、安心して食べられるクリーンで清潔なきのこが収穫できるよう工夫しているんですよ。
がっぴー：: 同じきのこ作りでも、できるまでの期間が全然違うんだねぇ(｡０ｪ０｡　)
どん子：: 菌床栽培の場合、キノコ菌の植え付けからハウスの環境まで、全ての情報を常に管理・記録していることも大きな違いです。高品質なキノコを安定して、かつ季節を問わず提供できるのが菌床栽培の強みですね。
がっぴー：: 美味しいシイタケやキクラゲが毎日食べられるのは、技術が発達したからなんだね！(｡＞ワ＜｡)

どん子：: 工場で実際にシイタケを育てている時の写真がこちら。茶色の四角い部分が「菌床」。上からも横からも、たくさんシイタケがはえてきていますよ～！
がっぴー：: わぁ～！すごい量がぴ！(｡０ワ０人)
どん子：: きのこを生やす土台となる菌床は、とっても重要な部分ですよね。当社では菌床に使う木材には、岡山県と四国から集めて、全て産地証明ができるものだけを使用しています。
がっぴー：: 菌床も岡山県産！地産地消がぴ～(｡０ワ０｡)
どん子：: 栽培に使用している玉野市の地下水は、ろ過等の処理を行った後で使っています。また、定期的に水質検査も外部に委託して行っているんですよ。
がっぴー：: 材料だけじゃなくて、水にもこだわっているんだね。岡山の木と水が育てたキノコがぴ(｡０ｪ０｡　)

どん子：: 菌床は、木材を砕いたオガクズに、米ぬかなどの栄養成分、水を混ぜたものを固めて作ります。そこにキノコの素を入れて、育てていくわけですね。オガクズの配合は当社オリジナルで、キノコがより成長しやすくなるよう、工夫を凝らしています。
がっぴー：: 収穫が終わった菌床はどうなるの？(｡０ｪ０｀｡)
どん子：: きのこを育て終わった菌床はバラバラに砕いて、牛舎の床敷きや肥料として農業に使ったり、再び菌床としてキノコ作りに再利用されたりしています。そのままゴミにならずに、リサイクルされるんですね。
がっぴー：: エコロジーがぴ…(｡´ㅈ｀｡)
どん子：: 自然を守って、なおかつ岡山県の材料を使った、地産地消のきのこ作りを目指しているんですね！菌床栽培の仕組みが分かったところで、いよいよ次回は工場の中を見学していきますよ！
がっぴー：: おー！٩(｡＞ワ＜｡)و

がっぴー

がっぴーちゃんは、岡山地域情報Gaspoポータルサイトというウェブサイトのキャラクターで、現在はTwitter（@GaspoInfo）での広報や、岡山県内の観光地を紹介する「ぶらり旅」シリーズを中心に活動しているんですよ。改めて簡単な紹介画像を入れておきますね。
がっぴー…岡山の美味しい・楽しい情報をお届けするコンシェルジュ。食べ歩きが好きで、特にスイーツには目がないたぬき女子。