こんにちは、きのこ家スタッフのどん子です。
今日はきのこ家オンラインストアで販売している「白い生きくらげ」について、食べ方やおすすめレシピ、保存方法について紹介します。
また、一般的な「白キクラゲ」と「白いキクラゲ」のそれぞれの栄養素の違いや、特徴についてもまとめました。
全国的にだんだんキクラゲの生産者が増えてきていますが、現在流通している国産キクラゲのほとんどは色が黒いキクラゲです。
そこでお客様からの「白いキクラゲはないの?」という声にこたえて生まれたのが、現在販売している「白いキクラゲ」。
アラゲキクラゲと品種は同じなのですが、育てる際に通常よりも色が白いキクラゲを厳選。透明感のある白いキクラゲとして栽培しました。
そのため他のキクラゲと比べてまだまだ栽培数が少なく、出荷できる数も少ないことから、稀少性が高いきのことなっています。
販売している白いキクラゲと、薬膳料理で一般的に使われることが多い白キクラゲ。字面はよく似ていますが、この2つはキクラゲの品種が異なります。
まずシロキクラゲ(学名Tremella fuciformis)は、シロキクラゲ目シロキクラゲ科シロキクラゲ属のきのこ。
中国では「銀耳」と呼ばれ、世界三大美人の楊貴妃も愛用していたのだとか。
形が花びらのようで、台湾スイーツ・豆花をはじめ、スイーツに使うイメージが強いキクラゲ。中国からの輸入品が中心で、乾物として販売されています。
白キクラゲは中医学の考え方によると「肺」を潤す役割があるそうで、喉を潤し咳をおさえてくれるとともに、肌にハリや潤いを与えてくれる食材なんだそう。
また、腸の調子を整えてくれる食物繊維をはじめ、骨粗しょう症の予防効果が見込めるビタミンD、カルシウム・マグネシウム・鉄などのミネラルも含みます。
100gで14kcalと非常に低カロリーな食材で、うっかり食べ過ぎてしまう心配もありません。
続いて白いキクラゲですが、きのこ家ではアラゲキクラゲ(学名Auricula polytricha)という品種を使っています。
キクラゲ目キクラゲ科キクラゲ属のきのこで、形は円盤や耳たぶのよう。白キクラゲと比べて厚みがあるぷりぷりした食感が特徴です。
一般的なアラゲキクラゲは写真のように褐色~紫褐色の色合いをしていることが多いのですが、アラゲキクラゲの特に色が白いものを育てたのが、現在販売している「白いキクラゲ」となります。
食物繊維とビタミンDの含有量は白キクラゲよりも豊富で、中医学では血液の流れを改善し、腎臓の働きを高めてくれる食材とも言われているそうです。
現在きのこ家では自社で生産を行っているので、生でも乾燥でも販売が可能です。
▼比較項目 | 白いキクラゲ (アラゲキクラゲ) |
白キクラゲ |
エネルギー | 35kcal | 14kcal |
食物繊維 | 16.3g | 6.4g |
ビタミンD | 25.3µg | 1.2µg |
形 | 耳たぶ状 | 花びら状 |
厚み | 肉厚 | 薄い |
色 | 白 | 白 |
販売 | 生、乾燥 | 乾燥のみ |
おすすめ料理 | サラダ、スープ | スイーツ |
※栄養成分は日本食品標準成分表2015年版(七訂)参照。各100gあたりの数値です。
生キクラゲと同様で、食べる前には必ず30秒ほど湯通ししてください。
ゆでた際にゆで汁が赤紫色になる場合がありますが、これはきのこの特徴で、品質に問題はありません。
【下ごしらえ手順】
白いキクラゲは、届いたらなるべく早くおめしあがりください。
また、使いきれなかった場合は、乾燥を防ぐためにビニール袋等で包み、必ず冷蔵庫に入れて保存。
賞味期限は1週間ほどが目安です。たとえ1週間以内でも、キクラゲから腐敗臭がする場合は廃棄してください。
【生キクラゲ保存方法】
より長く楽しみたい場合は、冷凍して保存することもできます。
冷凍する前には一度湯通ししておき、千切りや一口大など食べやすい大きさにカット。解凍せず、凍ったまま調理に使用してください。
【冷凍保存の方法】
料理に使う場合は、白い色合いが映えるサラダがおすすめです。
野菜を食べやすい大きさに切って、湯通ししてから細く切ったキクラゲをトッピング!お好みのドレッシングをかけてめしあがれ♪
今回のサラダでは白いキクラゲと市販の海藻サラダの素をあわせて、きゅうりと紫玉ねぎ、ミニトマトを加えました。ぜひお試しあれ。
今回は白いキクラゲの食べ方や保存方法についてまとめましたが、いかがだったでしょうか。
白いキクラゲは、見た目が白っぽく珍しいので、贈答用としてもオススメです。
味にクセがなくどんな料理にもあわせやすいので、サラダ、スープ、炒め物といろんな料理に加えてみてくださいね。