こんにちは、どん子です。
先日キクラゲについてまとめたので、今回は椎茸についてのお話をまとめました。
言わずと知れた食用キノコの代表格、シイタケ。漢字で書くと「椎茸」です。そのまま焼いてもよし、炒めてもよし、煮物にも欠かせない万能なキノコですよね。
学名は「Lentinula edodes(Berk.)Pegler」といいます。「edodes」という言葉は、一般的に「江戸の」という意味だと考えられているそうなのですが、「食物の」という意味があるとも言われています。
江戸時代初頭に、現代のようなキノコの人工栽培が始まったと言われているので、「edodes」と「江戸」に何か関連性を感じてしまいますね。
現代では手軽に手に入りますが、昔は椎茸といえば高級品だったそうです。
昔は人工栽培技術がなかったので、野山で採取したシイタケを使って干しシイタケを作り、おせち料理やばら寿司等、ハレの日のお祝の席に欠かせない料理として食べられていました。
昭和30年頃までは、松茸よりも椎茸の方が10倍ぐらい値段が高かったというデータもあります。
美味しい椎茸を食べたいという思いでどんどん効率よく生産できるようになり、値段もリーズナブルになっていったということでしょうか。シイタケ、愛されています。
美味しい生椎茸を選ぶには、「形」が重要!形がふっくらしていて、傘の内側や軸が太く白いものを選んで下さい。
古いシイタケは、傘の内側のヒダがある部分に褐色のシミがあったり、軸が茶色く変色しています。こういったものは避けた方が無難です。
傘の形は、最初は丸い形をしていて、成長するにつれてだんだん開いていきます。乾燥シイタケの「冬菇(どんこ)」は、傘が開き切る前に収穫して、乾燥させているんですね。
ちなみに、シイタケは軸の部分も、包丁で切ったり、手で裂いたりして料理に一緒に使って下さい。カサの部分と違う食感が楽しめて美味しいですよ~。
中には椎茸は傘よりも軸が美味しいという方も!シイタケを極めていますね。
野生の椎茸は、1年のうち春と秋に、シイ、クヌギ、コナラなどの広葉樹に生えるそうです。もちろん岡山にも生息しているキノコなので、ぜひ探してみて下さい。
ただし、キノコには食べてはいけない、毒がある種類も多いです!山で採ったきのこは、きのこに精通した方に判別してもらい、食べられるキノコだけを料理に使ってくださいね。