2017年06月01日放送
2017年5月24日(水)に、倉敷市の和食店「くらしき茶寮」で「桂春蝶落語会~くらしき茶寮で落語とお食事を楽しむ会~」が開催されました。
イベント当日はあいにくの雨模様でしたが、会場は満席!
おいしい料理をお腹いっぱい楽しんだ後は、春蝶さんの落語にお腹をかかえて大笑い。
大盛況で終わった落語会で出された「特別会席料理」について、くらしき茶寮の料理顧問・湯本さんにおうかがいしました。
和食店くらしき茶寮の宴会場を貸し切り、料理長特製の会席料理をいただいた後で、桂春蝶さんの落語を楽しみます。
(お食事の時間が約1時間。その後、落語の公演時間は約1時間)
こういったお食事会は現在定期的に開催されており、イベントの内容は毎回異なるそうです。
今回は落語でしたが、今後もゲストを招いての講演会や、カルチャー講座など、様々なイベントが開かれるそうなので、どうぞお楽しみに。
提供された料理は、このイベントのためだけに特別に構成された「特別会席」。
この日に来場した方しか食べられない逸品です。
料理は食事をした後に落語を楽しむということから、胃もたれしないように野菜が中心。
たくさんの方が来場されるので、好き嫌いなく誰でも食べられるように味付けを工夫し、1時間ほどで食べきれるように料理の分量や内容を構成してあるそうです。
~落語会イベント料理 本日のおしながき~
●胡麻豆腐の生雲丹乗せ
●大蛤の汁物
●お造り
●和牛の生春巻き
●フォアグラのテリーヌ赤ワインソースとホワイトアスパラガスの酢味噌掛
●チーズの味噌漬け、ライスコロッケ、春告魚のスモーク、お多福豆、カリフラワー甘酢漬け、キクラゲのアチャラ漬け
●味噌トマトすき焼き(和牛、野菜、キクラゲ入り)
●握り寿司
●ワインゼリー(フルーツ、キクラゲ、タピオカ入り)
●コーヒー
実は今回の会席料理では、浅野産業の生キクラゲも料理に使っていただきました。
会席料理をいただくときに3回登場しているのですが、味付けは全て異なります。
まず1回目が「キクラゲのアチャラ漬け」。松花堂の1皿で添えられており、他の料理の味を引き立てるような、さっぱりとした味付けに。
そして2回目が、「味噌トマトすき焼き」。
甘辛いすき焼きのタレと味噌タレが絶妙に絡み合い、真ん中には大きなトマトがごろんと丸ごと一つ。
トマトや玉ねぎはトロッとやわらかく、ゴボウはシャキッと、そしてキクラゲはコリコリと、食感の違いも楽しめます。
そして3回目が、なんと「デザート」の中!
透明なゼリーの中に、マンゴー、メロン、いちご等のフルーツに加えてキクラゲが一緒に入っていました。
食べる前は恐る恐る口に運びましたが、食べてみるとぷにゅっとやわらかく、「あれ?意外と違和感がなくておいしい」と驚きました。
海外(グランドハイアット香港)で、本場の中華料理を学んでいたこともある湯本さん。
中華では白キクラゲをデザートに入れることが多いそうで、「浅野産業のキクラゲならデザートに入れてもおいしく食べてもらえるのでは」との思いから、今回キクラゲを加えていただいたとのことです。
おしながきを見た来場者の方からも「キクラゲ?!」と驚きの声があがっていましたが、食べた後に満足そうな笑顔が見えて、ほっと一安心。
実際のキクラゲ入りゼリーの味が気になる方は、ぜひくらしき茶寮まで足を運んで、確かめてみて下さいね。
長年にわたり有名料理店で研鑽をつみ、海外(グランドハイアット香港)では料理長を務める。
帰国後は東京の森ビル内の会員制レストラン、六本木ヒルズクラブで和食総料理長としてその立ち上げに携わる等、国内の超一流レストランで活躍。
2015年2月に岡山県の株式会社ケイコーポレーション料理顧問に就任。
→湯本さんが教える、シイタケを使ったレシピの紹介はこちらから。
瀬戸内をイメージした日本庭園を眺めながら食事ができる和食店。
瀬戸内の魚介やこだわりの和牛肉、地元農家から仕入れた季節の野菜などを使用した会席料理がいただける。
部屋は最大100名まで利用することができるので、大人数の慶事・法事にもぴったり。
場所は山陽自動車道・倉敷ICを下車すぐ。
→くわしくはこちら。