2017年02月07日放送
前回の放送では倉敷市酒津にある老舗のお醤油屋さん「とら醤油」の工場見学をさせていただいたのですが、今回はその醤油屋さんが作ったヘルシーであたたかいおばんざいランチバイキングが楽しめるというこちらの「くらしき茶房桜花」におうかがいしました。
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所長(浅野産業㈱きのこ研究所所長、以下「所長」): こちらのお店は、とら醤油さんからは歩いて数分。酒津公園のすぐそばにあります。
太田さん(レディオモモのパーソナリティー、以下「太田さん」): 見た瞬間「カワイイ」だなんて私は言っちゃったんですけれども、古民家を改装した本当に趣のある建物ですよね。
所長: 古民家を改装してお店をしてらっしゃるのですが、入ってすぐにお庭があって、非常にいい雰囲気ですね。
太田さん: とら醤油さんも150年以上の歴史があるとのお話だったのですけれども、この建物自体も相当古そうですよね。
所長: そうですね。おそらく100年以上たっているのではないでしょうかね。
太田さん: では、さっそくおじゃましてみましょう!
太田さん: 桜花責任者の、三宅理加さんにお話をお伺いします。畳が敷き詰められていて、本当に古くからのお家。すごくゆったり寛げる感じの空間が広がっています。こちらは古民家を改装されたということをおうかがいしているのですが、どのぐらい歴史があるお家なのですか?
三宅さん: そうですね。もう100年以上経っていると聞いております。庭の松の木自体がもう200年以上経っているそうなので、もしかしたらもっと古いのかもしれないですね。
所長: ほぼ満席の状態ですね。
太田さん: ちょうどお昼時ということで、本当にたくさんのお客さんでにぎわっています。 入ってすぐにおばんざい(お惣菜)が並んでいるのですが、常時どれぐらいの種類をそろえられているのでしょうか。
三宅さん: だいたい8~10種類ぐらい作ってお待ちしております。やはり岡山県産というものにこだわって、生産者の方の顔が見えるものを置くようにしております。そして、もともと私が醤油屋の生まれですので、料理はお醤油を使ったものと、お野菜を組み合わせたものになっております。
太田さん: 桜花さんには何度か来られているのでしょうか?
お客さん①: はい。おともだちから聞いてすごく気に入りましたので、たびたび来ております。来るたびにメニューが変わっているので、地元の野菜で、やさしい味付けで、体に良さそうなものも多くて、ゆっくり食べさせてもらっています。
太田さん: 近くにある「とら醤油」のお醤油を使っているということはご存知でしょうか?
お客さん①: 聞いております。おいしいですねぇ。
太田さん: 続いては、小さなお子様連れのご家族です。こちらには何度か来られたことがあるのですか?
お客さん②: はい。何度か来ております。
太田さん: お子様はおいくつぐらいなんでしょうか?
お客さん②: 今10カ月なんです。
太田さん: お子様にもやさしい味付けなんですよね。
お客さん②: そうですね。何が食べられるかはお店の方にも聞いたことがありますし、やさしい味付けということも聞きました。食べてみて全然味付けが濃くなくて、やさしい味だと思います。お野菜がいっぱい食べられるというのと、あとは山菜の時期とかだったら山菜の天ぷらなども出てくるので、ふだん自分ではあまり作らないような料理も食べられるのが魅力的ですね。
太田さん: これだけ食べることができて、お値段もお安いですよね。
お客さん②: そうですね。食べ放題のわりにはお得で、お財布にもやさしいなと思っております。
太田さん: ふだんお家でお醤油を使ってお料理をされることがあると思うのですが、違いとかってありますか?
お客さん②: お醤油を使うと味が濃くなる気がして、家ではあまり使わず、使っても少量だったりするんですね。でもここの料理だと、醤油をしっかり使っているんだろうなというわりには薄味で、特におつゆですとか、参考になります。
太田さん: お醤油屋さんがやってらっしゃるカフェというのが、そこに活きている感じですよね。
太田さん: ということで、私たちもこのおばんざいバイキングをいただきました!常時10種類以上のメニューがそろっているのですが、今回はシイタケやキクラゲの文字が目につくような…。所長、こちらは…?
所長: 太田さん、気付かれましたか。実はわたし事前にですね、桜花さんに弊社で生産した生キクラゲとジャンボしいたけを持ち込みまして、今日料理にして出していただきました。
太田さん: ではまず私は、こちらのジャンボしいたけのフライをいただきたいと思います。うん、おいしい…やっぱり肉厚で。
所長: 第19回ではピースナッツでジャンボしいたけを料理しましたが、またその時とは違った趣ですよね。
太田さん: そうですね。あの時はお肉と一緒に揚げてという形だったのですが、やっぱりキノコと油が相性が良いというのは皆さんご存知なのかなと思いますね。そしてつづいてはキクラゲのメニューもあるので、チンゲン菜の炒め物をいただきます。こちらはお醤油としっかりとした生姜の風味とを感じることができて、お醤油とキノコの相性が良いですね。
所長: そうですね。やはり和食の調味料としては醤油の味というのは非常にコクがあっていいと思いますし、それにキノコ類のシイタケとキクラゲも良く合いますね。
太田さん: そして今日はなんと、お汁にもシイタケを入れていただいています。あ…、これはもう本当に、シイタケとお醤油のコラボレーションの極みだと思うのですが、いかがですか所長。
所長: そうですね。わたくしどもシイタケ生産者といたしましても、このようにいい味を引き出していただいて、大変ありがたい、冥利に尽きるというものですね。
太田さん: 本当に今日もたくさんのお客さんでにぎわってらっしゃいますけど、いつもこんな感じなんでしょうか?
三宅さん: おかげさまで、今たいへんご好評いただいております。たくさんのお客さんに足を運んでいただいて、本当に感謝しております。
太田さん: 口コミで広がっていったという感じなんでしょうか。
三宅さん: そうですね。一度来ていただいたお客様が2回、3回とリピーターになってくださって、来ていただいているみたいです。
太田さん: コンセプトとしてはどういったものになっているんでしょうか?
三宅さん: 私自身が醤油屋の娘で生まれ育ちまして、醤油を作っているのですが、なかなか提案する場所がないということを聞きました。そこで、醤油を使った料理をお出しできるところを作りたいという思いでオープンいたしました。
太田さん: 先ほど主婦の方に話をお伺いしたら、お家で醤油を使うと使いすぎてしまってというお話もあったのですが、やはり醤油のことをよくご存じで、使い方にもこだわりや特徴があるのでしょうか。
三宅さん: 醤油の香りがするところで育ちましたので、特に気にして量って使ったりといったことはないのですが、大体このぐらいの量を使えばこういう味になるなと想像がつくようにはなっているのかなと思います。
太田さん: こだわりのおばんざいが並ぶバイキングなのですが、こちらお値段はどのぐらいなのでしょうか。
三宅さん: おひとり850円、食後のあとのコーヒーがプラス100円ということになっております。
太田さん: ご飯とお吸い物(汁物)が付いて、あとはおばんざいが取り放題という形ですか?
三宅さん: はい、そうです。お米にもすごくこだわっておりまして、古代米や酵素米が入った元気米というものを使っております。血糖値も上がりにくいですし、安心してたくさんめしあがっていただきたいと思います。
太田さん: ラジオをお聞きの皆さんに何か一言お願いします。
三宅さん: ぜひ酒津でのんびり、ゆっくりとした時間を過ごしていただきたいなと思います。また、ラジオを聞いたよというお客様にはランチコーヒーをプレゼントさせていただこうかなと思っておりますので、ぜひ一言伝えてやってください。
太田さん: ありがとうございます。時間を忘れてゆっくり寛げる、そして歴史のあるお醤油を使ったお料理が楽しめるというのはここだけですよね。
所長: そうですね。こういう場所をわたくしも知らなくて、今日初めて来ました。「ラジオを聞いたよ」と伝えればコーヒーサービスということですので、皆さんもぜひいらしてください。
太田さん: 四季折々の季節を楽しみながら、おいしいひとときを過ごしていただけるのかなと思いますね。三宅さん、今日はありがとうございました。
くらしき茶房 桜花(岡山県倉敷市酒津2429)
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ラジオきのこらむの放送を記念して、合計12名様に弊社の岡山県産シイタケと瀬戸内産のいりこを使ったダシ醤油「椎茸しょうゆ」をプレゼントします。ぜひご応募ください。
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今回は倉敷市酒津にあります倉敷茶房桜花で収録した模様をお届けしました。体にやさしいお食事と四季折々の風景が楽しめる贅沢な空間です。ぜひ皆さんもお出かけくださいね。
次回の放送は2017年2月21日(火)です。どうぞお楽しみに。