こんにちは、国産きのこ専門店・きのこ家スタッフのどん子です。
生シイタケは「冷凍保存」がオススメですよとお伝えしているどん子ですが、お客様から「生しいたけは冷凍する前に洗ったほうがいいの?」と聞かれることがありました。
そこで今回はしいたけは洗うべきか?洗わないべきか?という永遠のテーマともいえる疑問について、改めてお答えします。
東京農業大学・江口教授に教えていただいた「しいたけの冷凍保存方法」については以前くわしくまとめていますので、こちらもご参考に♪
→プロ直伝!しいたけの冷凍保存方法と保存期間
まず結論からお伝えすると、しいたけは洗わない方がよいきのこです。
これはそのまま料理に使う場合も、冷凍保存する場合も同様で、洗わずに冷凍もしくは調理に使ってください。
キノコ類の他には、洗うとよくない食材として、肉類や切り身の魚などがあります。
想像してみてください……豚肉の細切れを水洗いするでしょうか?洗わないですよね?
これらの食材は洗うと旨みが抜けてしまうので、洗わずに調理に使います。
そもそも食材を洗うのは「汚れを落とすこと」が目的なので、洗いすぎないことも大切なんです。
それでも生シイタケを洗いたくなるとき、ありますよね。
例えばシイタケ表面の汚れが気になるとか、傘の内側に汚れがついているとか……。特に野外で育てる原木栽培のシイタケの場合は、どうしてもゴミや虫が気になる場合があります。
そんなときには、しいたけのカサの部分を下にして、ぽんぽんと上からたたいて、中の汚れを落としてあげてください。
また、表面の汚れが気になるときは、キッチンペーパーで表面をふいたり、かたくしぼったぬれ布きんで汚れをふき取るようにします。
ここまでなんとなくしいたけの「傘」の部分をイメージしてお話してきましたが、忘れてはならないのがしいたけの「軸」の部分。
こちらももちろん冷凍して保存できます。
カサにも軸にも言えることですが、冷凍したシイタケを調理に使う場合には、「凍らせたまま調理する」のが基本です。
ですので、軸を凍らせる前には必ず下ごしらえを済ませてから冷凍するようにしてください。
まず軸の場合もカサ同様に水洗いをせず、石づきと呼ばれるかたい部分を切り落として使用します。
汚れが気になる箇所はキッチンペーパーでふき取ったり、石づきと一緒に切り落としましょう。
その後、薄切りにしたりと軸を食べやすい大きさに切り分けて、冷凍します。
もちろん丸ごと使いたい方はそのまま凍らせてしまってもOK。
凍らせるときには、小さめのビニール袋や保存袋で1回分ずつを小分けにして冷凍するのがおすすめです。
これは冷凍しいたけを料理に使うときに、解凍せずにそのまま調理に使うため。
あらかじめ小分けにしておくことで、料理に使うときに凍った食材同士がくっついて取りにくくなるのを防いでくれます。
また、なるべく薄く平らになるようにして凍らせた方が、凍るまでの時間も短縮できますよ。
今回は生シイタケをおいしく長く、そしてたくさん楽しんでもらうために、しいたけの冷凍保存方法の疑問について紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
これから寒くなって来ると、お鍋でも大活躍してくれる椎茸。
長期保存ができる乾燥しいたけも便利ですが、秋冬はぜひ「生しいたけ」も料理に取り入れてみてくださいね。
きのこ家では、岡山県玉野市で無農薬の国産きくらげ&しいたけを製造・販売しています。
栽培したきのこは岡山県内のスーパー各店をはじめ、インターネットからも購入していただけますので、ぜひきのこ家オンラインショップもご確認ください。