こんにちは、きのこ家スタッフのどん子です。
先日インターネット上に公開されていた毎日新聞さんの記事で、「<日焼け止め>使用でビタミンD不足…20代女性に調査」という気になるニュースを発見しました。
以下、記事の一部を引用します。
20代の女性が週3回以上日焼け止めを使った場合、血中のビタミンD濃度が常に「欠乏状態」になっていたことが、大阪樟蔭女子大などの研究チームの調査でわかった。ビタミンDは日光に含まれる紫外線を浴びることで体内で作られ、骨の形成に関わる栄養素。不足すると、骨粗しょう症などになりやすくなる。同大では「直ちに病気になるわけではないが、ビタミンDを含む食品で補ってほしい」としている。
(2017年7月12日の毎日新聞の記事より引用)
記事によると「日焼け止めを使っている女性のビタミンDが不足してますよ。食品で栄養を補ってくださいね」ということが書かれています。
記事の最後ではビタミンDを多くふくむ食品の一例として「サケ」が紹介されていましたが、実はシイタケやキクラゲ等のきのこ類にもビタミンDが含まれています。
参考値として、乾燥キクラゲの可食部100gあたりには128.5μg、乾燥シイタケ100gあたりの可食部には12.1μgのビタミンDが含まれているそうです。
(ビタミンDの数値は「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」から引用いたしました)
私も調べてみて驚きましたが、特にキクラゲのビタミンDの含有量は食品の中でもかなり多い方ではないかと思われます。
もちろんそのまま食べても良いのですが、キノコは日光(紫外線)に当てることでビタミンDの量が増えるということが分かっています。
例えばシイタケの場合には、カサの部分の内側を上にして、食べる前に2時間ほど、太陽光にあててあげてください。
「生シイタケを大量に買いすぎてしまった!」という場合も同様に、日光にあてて乾燥させて自家製の干しシイタケにしておけば、日持ちして長くおいしくいただけますよ。
もちろんきのこ類だけではなく、いろんな食品にビタミンDは含まれています。
バランスよく食卓に取り入れて、おいしく補給してくださいね!