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2019年01月16日

【この差って何ですか】キノコの健康効果の差!高血圧対策に良いきのこは○○

この差って何ですか?キノコの健康効果の差

2019年1月15日放送の『この差って何ですか?』はキノコ大特集
番組では免疫力アップ、高血圧対策、疲労回復の3つのお悩みに焦点を当てて、それぞれに効果的なキノコが紹介されました。また、きのこの栄養効果をアップできるおすすめ食材の組み合わせや、作り置きレシピも登場。詳しい作り方やレシピも紹介します。

知ってた?長寿食材「きのこ」の健康効果の差

寒い時期は鍋物にもよく登場する「きのこ」。実は健康に良い栄養素もたっぷり含まれており、日本国内でのきのこの生産量・消費量がともに第1位の長野県は、平均寿命も高い長寿県なんです。

●都道府県別平均寿命(男性)
1位 滋賀 81.78歳
2位 長野 81.75歳
3位 京都 81.40歳

●都道府県別平均寿命(女性)
1位 長野 87.675歳
2位 岡山 87.673歳
3位 島根 87.64歳

実はきのこにはそれぞれ栄養の種類に差があり、どのきのこを食べるかで、健康効果は大きく変わってくるのだそうです。

番組では現在大流行している風邪・インフルエンザの予防にもつながる「免疫力アップ」に加え、「高血圧予防」、「慢性疲労からの回復」の3つのお悩みには、どのきのこを食べれば効果的なのかが紹介されました。

免疫力アップはマイタケ

マイタケ

まずはじめに、免疫力アップに効果的なきのこは「舞茸(まいたけ)」
マイタケにはウイルスや細菌を撃退してくれる免疫細胞の働きを活性化させる「αグルカン」という栄養が特に多く含まれているのだそうです。

そんなマイタケと食べ合わせの良い食材が「ごぼう」です。ゴボウに含まれるイヌリンという成分が、免疫細胞の働きをより活性化させ、免疫力がより高まる食べ合わせなんだそうです。

おすすめレシピ「マイタケとごぼうのきんぴら」

マイタケは包丁で切るのではなく、手で裂くことで味がしみ込みやすくなるのだそう。また、調理中は水を加えて蒸し焼きにすることで、早く火が通ります。

アレンジレシピとして「和風パスタ」が紹介されていました。作り方はこちらのきんぴらにバターを加えて炒め、そこに茹でたパスタとパスタのゆで汁と合わせて炒めるだけ。

【材料】

マイタケ(200g・約2パック)、ごぼう(150g・1本)、しょうゆ大さじ2、みりん大さじ2
※600mlの保存容器に入る量で、冷蔵庫で約5日間保存可能。

【作り方】

①ゴボウを皮ごと薄切りし、水にさらす。マイタケは手で裂く。

②フライパンに油を熱し、ゴボウを中火で約2分炒める。

③マイタケを加え、水(大さじ2)を加えて、約30秒炒める。

④醤油・みりん・水(大さじ2)を加え、汁気がなくなるまで炒め完成。

高血圧予防はシイタケ

シイタケ

高血圧予防に効果的なきのこは「椎茸(しいたけ)」。
シイタケに多く含まれる「グアニル酸」には血液の塊を分解する効果があり血液がサラサラに♪

また、生シイタケと干しシイタケを比べた際に、グアニル酸がより多く含まれるのは「干しシイタケ」です。

干しシイタケを戻すときにもコツがあり、おすすめは「氷水」などに浸して冷蔵庫で戻す方法。
これは​​​​​グアニル酸が10~50℃だと分解され、栄養成分が減少してしまうため。水温5℃以下で戻すのがグアニル酸を効率よく摂取できるポイントなんだそうです。

時短方法として干しシイタケをお湯で戻す方法が知られていますが、お湯戻した干しシイタケに比べて氷水で戻した干しシイタケには約3倍ものグアニル酸が!
また、お湯で戻した場合も実質的な戻し時間はほぼ変わらないとのことですので、やはり氷水で戻すのがオススメです。

↓干ししいたけの戻し方と活用レシピはこちらから干ししいたけの戻し方と戻し汁まで使う活用レシピ

そんなシイタケと食べ合わせの良い食材が「生姜(しょうが)」。
ショウガに含まれるジンゲロールには血管を広げる効果があり、血液サラサラ効果のシイタケと組み合わせることで血圧の上昇を抑え、高血圧予防効果が高まるのだそうです。

おすすめレシピ「シイタケとショウガのアヒージョ」

シイタケは火が通りすぎるとかたい食感になってしまうので、弱火でじっくり加熱することでふっくらやわらかい食感に仕上がるのだそう。オイルにも食材の旨みがしっかり入っているので、パンにのせたりして食べるのがオススメ。

おすすめのアレンジレシピは「焼き飯」。アヒージョのオイルを炒め油としてそのまま使うことで、調味料なしでもしっかりとした味付けの焼き飯に仕上がります。

【材料】

干しシイタケ10枚(水戻ししておく)、ショウガ30g、オリーブオイル大さじ8、アンチョビ6枚、にんにく1片、赤唐辛子2本、
※600mlの保存容器に入る量で、冷蔵庫で約5日間保存可能。

【作り方】

①シイタケは軸を落とし、4等分に切る。

②ショウガは薄切りにして、さらに半分に切る。ニンニクはみじん切りにする。

③フライパンにオリーブオイルを熱しニンニクを入れ、香りが出るまで弱火で加熱する。

④赤唐辛子・アンチョビを加え、香りが立ってきたら、シイタケ・ショウガを加えて弱火で約7分間加熱し完成。

疲労回復にはエノキタケ

エノキタケ

疲労回復に効果的なきのこは「エノキタケ」。
えのきに多く含まれるビタミンB1には糖分のエネルギー変換を助ける効果があり、ごはんやいも類などの糖質と一緒に食べる事で疲労回復効果が高まるのだそうです。

えのきたけと食べ合わせの良い食材は「にんにく」。
にんにくに含まれるビタミンB6にはビタミンB1の働きを助ける効果があり、より効果的に栄養を摂取することができるのだそう。

おすすめレシピ「エノキタケとニンニクの特製ダレ」

ご飯、蒸し鶏、豆腐と様々な料理にかけて使える万能ダレ。アレンジレシピとして、電子レンジでやわらかく加熱したお餅にかけて食べる方法も紹介されていました。

【材料】

エノキタケ(200g・1株)、長ねぎ50g、ニンニク(すりおろし)5g、砂糖小さじ1、ごま油大さじ1、しょうゆ大さじ3
※600mlの保存容器に入る量で、冷蔵庫で約5日間保存可能。

【作り方】

①エノキタケの石づきをとり、みじん切りにする。長ネギもみじん切りにする。

②耐熱ボウルにエノキタケ入れてラップをし、600Wの電子レンジで2分加熱する。

③ボウルに砂糖・しょうゆ・長ねぎ・すりおろしたニンニクを加え、1分ほど熱したごま油をかけて完成。

きのこは冷凍保存で栄養効果がアップ!

きのこの栄養成分をより効果的に取り入れるなら、冷蔵庫ではなく「冷凍庫」で保存するのがおすすめ。

これは冷凍することで膨張したきのこの細胞壁が壊れて、細胞の中に閉じ込められていた栄養成分が出てくるから。

冷凍する前にはきのこの石づきを取るなどして下ごしらえを済ませ、凍ったまま調理に使うとおいしく調理できます。

↓生シイタケの冷凍保存方法はこちらから生しいたけの冷凍保存方法

まとめ

  • ●免疫力アップにはマイタケ+ゴボウ
  • ●高血圧予防には干しシイタケ+ショウガ
  • ●疲労回復にはエノキタケ+ニンニク
  • ●干しシイタケは氷水で戻すのがおすすめ
  • ●きのこは冷凍保存で栄養効果がアップ!

今回の番組はマイタケ、シイタケ、エノキタケの3種類のきのこが登場しましたが、キクラゲやマッシュルームなどその他のきのこにも栄養がいっぱい!
長野県ではスーパーに多品種のきのこがそろうことから、色んなきのこを組み合わせて食べるのが、健康長寿の秘訣ともいえるのかもしれませんね。

きのこの栄養にまつわる記事はこちらから

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