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2018年04月20日

原木栽培と菌床栽培はどこが違う?作り方の違いと特徴をまとめました

原木栽培と菌床栽培の違い

こんにちは、きのこ家スタッフのどん子です。
スーパーに行くと並んでいる、多種多様なキノコたち。

それぞれのパッケージをよく見てみると「菌床」や「原木」という文字を見たことはありませんか?

実はこれはキノコがどうやって作られているのかという「栽培方法」を表している言葉なんです。
そこで今回はシイタケを例に「原木栽培」と「菌床栽培」の違いについて、まとめました。

原木栽培とは

原木栽培シイタケ

まず原木栽培とは、原木に穴をあけてキノコのもととなる「種菌」を植えて、栽培する方法です。

原木というのは、ほぼ伐採したままの状態の木のことで、丸太をイメージすると分かりやすいかと思います。

山の方へ行くと、丸太が立てかけられているような光景を見たことはありませんか?
あれがいわゆる原木栽培にあたります。

基本的に自然の中に置いて育てますので、種菌を植えてから収穫するまでには1~2年ぐらいかかります。
また、きのこを収穫できるのも天然ものと同様で、春と秋の2回となります。

菌床栽培とは

菌床栽培シイタケ

続いて菌床栽培とは、オガクズなどの小さな木材チップと米ぬか等の栄養をブロック状に種菌を植えて、栽培する方法

この固めたブロック状のものを「菌床(きんしょう)」と呼んでいて、菌床栽培の名前の由来はここからきています。

菌床は温度管理や衛生管理がととのっている建物の中に置かれ、植えてから収穫するまでには約3ヶ月ほど。
建物内をきのこが発生しやすい温度・湿度にコントロールすることで、菌床栽培の場合は1年を通して収穫・出荷されています。

原木栽培は原木が重く管理が大変であること、また常に野外に設置されることから害虫被害や飛散農薬などの問題もあり、現在は国内で生産されているキノコの90%以上が菌床栽培となります。

※飛散農薬とは…

洗濯もののイメージ

農薬は一般的に散布機による「散布」という方法が取られることが多いのですが、この農薬の粒子が風にのって意図しない場所にまで飛んで行ってしまうことがあります。これが飛散農薬。

飛散農薬によってどのような問題が起こるかと言うと、例えば洗濯物です。
干しているときに衣服に農薬が付いてしまったり、空気中に異臭がする等の被害が報告されているようです。

他にも野外で栽培されている農作物に農薬がついてしまったり、公共用水に混入し水質汚染が起きてしまったという事例もあります。

原木と菌床に味の違いはある?

シイタケ入りの筑前煮

まず結論から言いますと「どっちもおいしい」です。

原木栽培の場合はじっくり時間をかけて育てることから、食べたときに原木ならではの独特の風味が香るのが特徴。
原木栽培シイタケに慣れ親しんだ方ほど「この風味がないとシイタケじゃない」と感じる方も多いのではないでしょうか。

逆に菌床栽培の場合は、食べたときにクセがなく、大人から子どもまで食べやすいのが特徴です。
特に小さなお子様ほど「菌床栽培の方が食べやすい」と感じる方が多いようです。

どちらも栽培技術が年々向上していますから、味や肉厚などの品質はほとんど変わりません。
そのためどちらがおいしいかは甲乙つけがたく……このあたりは個人の味の好みで選んでみてください。

まとめ

それぞれの違いを簡単に表にまとめてみました。

▼比較項目 原木栽培 菌床栽培
種を植える場所 原木 菌床
育てる場所 野外
※天然ものとほぼ同じ条件
屋内
※室内で害虫・ゴミがつきにくい
栽培にかかる時間 約1~2年 約3ヶ月
食べられる時期 春と秋 通年
味や食感 どちらも美味しい
風味 独特の風味がある 無臭でクセが無い
その他の特徴 乾燥シイタケが一般的 生シイタケが一般的

日本人とキノコの関係は深く、縄文時代にはキノコを食べていた痕跡が見つかっているそうです。

また、江戸時代初頭にはキノコの人工栽培にまつわる記録が残っており「おいしいキノコを食べたい」という思いが、現代のような栽培技術の発展につながったのではないかと思います。

今度スーパーでキノコを見つけたときには、原木栽培なのか、はたまた菌床栽培なのか……栽培方法に注目してみるのも面白いですよ♪

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